米粉ベーグルの究極レシピ|グルテンフリー・サイリウムなしの作り方

グルテンフリーの米粉ベーグルの作り方を教えて!
強力粉なし・米粉100%で、サイリウムなしのレシピが知りたい。

こんなお悩みにお答えします。

初心者には難易度が高い米粉ベーグル。
Youtubeをはじめ、ネット上でもいろいろなレシピが紹介されてますよね。

グルテンフリーにしたい」「米粉100%で作りたい」「サイリウムも入れたくない
私も美味しい米粉ベーグルを求めて、何度も何度も試作し、失敗を重ねてきました。。


そんな私が、美味しい米粉ベーグルを作るときのポイントから、実際に米粉100%のベーグルレシピを解説していきます!

「これから米粉ベーグルを作ってみたい!」という方は、是非最後まで読んでみてください。

本記事の内容

・米粉のメリット5つ(小麦粉と比べて)
・米粉ベーグルの作り方・ポイント【大きく3パターンあります】
・米粉ベーグルを作るときの大事なポイント
・米粉ベーグルの特徴3つ
・米粉ベーグル再現レシピ

本ブログの管理人

素人ながら、ベーグル作りを長年続けています。
ときどき自作ベーグルをイベント等で販売しています。
https://bagelfulness.com/profile/

米粉のメリット5つ(小麦粉と比べて)

米粉とは、お米(うるち米やもち米)を細かく砕いて粉末状にしたものです。

「米粉」は古くから和菓子の材料として、上新粉・餅粉・白玉粉などと呼ばれ、団子や餅、饅頭などさまざまな食品の原材料に使われてきました。

近年、米をさらに微細に製粉する技術が開発され、小麦粉と同じようにパンや麺類、洋菓子など、さらに幅広い用途で使えるようになりました。

その影響もあって、最近は米粉を使ったパンやお菓子のレシピ本がたくさん出ていますよね。

小麦粉(強力粉)と比較して、米粉のメリットは大きく5つ。

  1. グルテンフリーで健康的で食べやすい
  2. グルテンに敏感な小麦アレルギーの人でも食べれる
  3. 優しい甘みがある
  4. 「もちもち」、「しっとり」な食感
  5. 低GIな食品(血糖値の上昇を抑える)

順番に解説していきます。

グルテンフリーで健康的で食べやすい

まずは「グルテン」についてカンタンに説明します。

グルテンは、小麦粉の成分に水を加え、物理的な力(こね)を加えることによって形成されるタンパク質の一種。

グルテンの膜が、発酵によってイーストが出すガスを溜め込みます。
それによって、ふっくらとした食感や生地にまとまりを作ってくれます。

ただし、グルテンは体内で消化されにくく異物となって蓄積しやすいため、腸内環境を悪化させます。

一方、米粉はグルテンフリー(含有量ゼロ)なので、健康的で食べやすいのが特徴です。

グルテンに敏感な小麦アレルギーの人でも食べれる

そのため、グルテンは、体にさまざまな不調をもたらす原因になるといわれており、アトピー性皮膚炎や喘息など、目に見えてわかるアレルギー反応から、頭痛や腹痛、倦怠感、肌荒れなど自覚しにくいものもあります。

そのため、米粉はグルテンアレルギー(小麦アレルギー)持ちの人でも安心して食べられるため、大変人気です。

優しい甘みがある

お米特有の「やさしい甘み」が出ます。

そのためベーグルサンドを作るときも、米粉だとハムレタスのようなお食事系から、甘いスイーツ系のサンドまで幅広くマッチするのが大きな特徴です。

「もちもち」、「しっとり」な食感

米粉を使うと、「もっちり」とした弾力のある食感になり、すごく食べ応えがあります。

これはお米に含まれるデンプンの一種、アミロペクチンによるものです。

また小麦粉に比べ水を吸収しやすいことから、しっとり」とした仕上がりになります。

低GI食品(血糖値の上昇が緩やか)

米粉は小麦粉に比べGI値の低い食材です。

GI値とは、食べ物を口にしたときに血糖値の上がりやすさを示した数値のこと。

つまり、高いほど急激に血糖値が上がる食材になります。

血糖値が急激に上がると、血管にも負担がかかり動脈硬化などを引き起こしやすくなるほか、エネルギー分が脂肪として体に蓄積されやすくなります。

米粉は低GI値の食材なので、血糖値の上がり方が比較的緩やか、腹持ちもよく、結果食べる量が減り、ダイエットにもつながります。

それでは、次に米粉ベーグルの作り方を解説していきます。

米粉ベーグルの作り方【配合は3パターンあります】

米粉ベーグルの作り方は、ネット上にもいろいろレシピが紹介されていますが、大きく別けてこの3つに集約されます!

  1. 米粉ベーグルの作り方①(米粉20%/小麦粉80%)
  2. 米粉ベーグルの作り方②(米粉80%/小麦グルテン20%)
  3. 米粉ベーグルの作り方③(米粉100%/サイリウム)

順番に解説していきます。

米粉ベーグルの作り方①(米粉20%/小麦粉80%)

多くのレシピ本などで紹介されているのはこの配合。

あくまで、通常の強力粉のベーグルに近いものを作りたい人向けですね。

強力粉に米粉を加えると、もちもち感や米粉特有の甘い風味が確実にアップ!

配合も少しずつ変えてみると食感の違いなどが楽しめますよ。

ただ米粉を増やすし過ぎると配合のバランスも崩れ、成形しづらくなったりもするので、米粉は最大20%ぐらいを目安に。

米粉メインのベーグルより作りやすいので、初心者の方にはおすすめです!

米粉ベーグルの作り方②(米粉80%/小麦グルテン20%)

「米粉メイン、でもパンの食感も残したい」という人はこちらの配合がおすすめです。

よくスーパーなどで米粉と小麦グルテンが配合された粉が売っていますが、多くがこの配合(80%/20%)になっています。

小麦粉にはグルテンと呼ばれる「たんぱく質(粘り気)」が含まれていて、 そのおかげでパンやベーグルのもちもち食感を生まれてます。「小麦グルテン」は小麦粉からグルテンのみを抽出したもので、小麦粉より少量の配合でグルテン効果を発揮してくれます!

ちなみにマルイチベーグルさんの米粉ベーグルはまさに「米粉80%/小麦粉グルテン20%」と配合だったかと。

米粉ベーグルの作り方③(米粉100%/サイリウム)

最後が、米粉100%配合で、サイリウムを使うレシピです。
「グルテンフリーの米粉ベーグル」を作りたい人は、こちらがおすすめです。

米粉にはグルテンが含まれてないため、米粉100%だと生地がダラダラ、ベトベトの状態になります!あのベーグルのカタチに手で成形することが到底無理なのです。。。

それもあって、米粉100%の場合は食パンや蒸しパンなど、型に流し込むタイプの成形不要なレシピが多く、ベーグルは少し難易度が高まります。。。

そこで登場するのが、サイリウム。

サイリウムとは、オオバコという植物の種子の皮を砕いたもの。
食物繊維が豊富で、水分を含むとゼリー状に膨らむため、低カロリー・低糖質で満腹感が得られるため、ダイエット食品としても人気です。
とろみ、まとまりをつけたいときに、小麦粉・片栗粉の代用として使われます。

サイリウム(オオバコ)は、ネット通販でも買えますが、たまにドラッグストアやスーパーでも見かけたりするので、「ダイエット食品」「健康食品」コーナーを是非探してみましょう。

ただ、サイリウム(オオバコ)については、ネットでもいろいろな情報が飛び交っていて、「サイリウム」と検索すると、「サイリウム 体に悪い」などの関連キーワードが出てきたりします。

ちなみに、サイリウム(オオバコ)は安全な食品といわれてますが、膨満感や腹痛、下痢、ガスなど不調をきたす声もあるようです。

おそらく推奨されている量・調理法であれば問題ないのですが、、

米粉ベーグルを作る上でのポイント

米粉ベーグルを作る際には、普通の小麦粉を使用したベーグルとは違う、米粉特有の性質を理解しておくことが重要です。

例えば、米粉は小麦粉よりも水分を吸収しやすいため、水分量に気を配り、生地をこねすぎないことが大切です。

米粉ベーグルを美味しく作るコツは、小麦粉を使ったベーグルと同じく、丁寧なこね方や発酵の時間、焼き方などがポイントです。

また、米粉の特性を生かしたアレンジを加えることで、より美味しい米粉ベーグルを作ることができます。

米粉ベーグルの基本的な作り方と材料

米粉ベーグルの基本的な作り方には、小麦粉を使用したベーグルと同様に、材料を混ぜ合わせてこね、発酵させ、形を整えて焼く、という手順が含まれます。

米粉ベーグルの材料には、米粉、ドライイースト、砂糖、塩、牛乳や水などが使われます。

3-2. 米粉ベーグルの作り方の手順

  1. ボウルに米粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜ合わせます。
  2. 温かい牛乳や水を少しずつ加えながら、ボウルの中で生地をこねます。
  3. こねた生地を丸めて、ボウルの中で約1時間発酵させます。
  4. 1時間後、生地を取り出し、形を整えます。生地を伸ばして、真ん中に穴をあけ、ベーグルの形にします。
  5. オーブンで20〜25分焼いたら、完成です。

注意点やコツ

6-1. 発酵時間について
米粉ベーグルは、小麦粉を使ったベーグルと比べて発酵時間が短くて済むことが特徴の一つです。しかし、発酵時間が短い分、生地に空気を含ませる作業が重要になります。生地をよく練ることで、生地に空気を含ませ、もっちりとした食感を出すことができます。

6-2. 焼き加減について
米粉ベーグルは、小麦粉を使ったベーグルと比べて焼き色が付きにくい傾向があります。そのため、焼き加減に注意が必要です。焼きすぎると、乾燥して硬くなってしまいます。逆に、生焼けにすると中が生のままで、食感が悪くなってしまいます。オーブンの温度や時間を調整して、適切な焼き加減を見つけましょう。

6-3. 米粉の種類について
米粉には、お米を挽いたものや、もち米を挽いたものなど様々な種類があります。米粉ベーグルを作る際には、お米を挽いた米粉を使うことが一般的です。また、米粉によっても生地の特性が変わることがあるため、複数の種類の米粉を試してみると良いでしょう。

6-4. 保存方法について
米粉ベーグルは、小麦粉を使ったベーグルと比べて水分が少なめで、乾燥しやすい傾向があります。保存する場合は、ラップやジップロックなどでしっかりと包み、冷凍保存することをおすすめします。また、解凍する場合は、レンジで加熱するか、トースターで焼き直すと、より美味しく食べられます。

まとめ

米粉ベーグルは、小麦粉を使ったベーグルとは異なる特性を持っています。米粉特有の優しい甘みがあり、グルテンフリーの食品としても人気があります。基本的な作り方やアレンジのアイデアを押さえて、自分流の美味しい米粉ベーグルを作ってみましょう。

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